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温家宝首相、経済政策の堅持を表明

2009-09-11 15:32:28     cri    

 













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 世界経済フォーラムが主催した2009年・夏季ダボス会議が10日、中国東北部の沿岸の都市・大連で開かれました。温家宝首相は開会式で挨拶し、「中国経済が下げ止まりから回復していく勢いはまだ安定しておらず、発展のバランスも取れていない。このような状況なので、中国は条件が整わなければ、マクロ政策の方向性を変えることはしない」と語りました。

 10日夕方に行われた開会式で、温家宝首相は「世界経済が少しずつ回復しており、中国が金融危機対策に導入した景気刺激策も効果を上げ始めている」と紹介しました。

 関係筋によりますと、現在、中国経済の成長率は下がる勢いが鈍化し、上半期のGDP成長率は7.1%に達しました。また、都市部では新たに666万人の雇用チャンスが創出され、住民の収入が増え続けており、社会の安定も保たれています。温家宝首相は、こうした業績は中国が一連の景気刺激策を導入したことにあると語っています。

 温首相の話です。

 「世界経済の後退が際立つ中、中国経済がこうした成果を成し遂げられたのはたやすいことではなかった。決して棚から落ちたぼた餅ではない。中国政府と人民が実情に基づいて、積極的な財政政策と適度な通貨緩和政策を堅持し、世界金融危機に対応するための一連の計画を実施した結果なのだ」。

 と同時に、温家宝首相は「中国経済が底を打ってから上昇していく勢いはまだ安定しておらず、強固なものでもなく、また、バランスも取れていない。世界経済の将来も数多くの不確定要素があり、外需が落ち込むプレッシャーも相変わらず大きい。内需の拡大は短期的に見ると、数多くの制約があり、一部の産業と企業は相変わらず経営が困難なままで、合理化がたいへん厳しい」と指摘しました。さらに、「中国は条件が整わなければ、政策の方向性を変えることはしない」と強調しました。

 温家宝首相は、「金融危機が世界経済に及ぼす影響は大きく長期的なものだ。中国もその例外ではなく、世界金融危機への対応は長期的で、厳しい試練だ。中国の政策は短期的な困難の克服に力点を置くだけでなく、長期的な発展、とりわけ中国経済の健全な発展を制約する体制上、構造上の矛盾をも根本から改造し、経済発展の内なる力を全面的に強める必要がある」と強調しました。

 温首相はまた次のように語りました。

 「重要なのは経済の構造改革にある。内需、とりわけ、最終消費をもって経済成長をひっぱっていくことが必要だ。内需拡大は中国経済の成長にとって長期的で、戦略的な方針である。世界金融危機への対応及び外部リスクへ抵抗するためには、避けて通れない道だ。内需と外需の調整に力をいれ、内需で経済を牽引していく力を絶えず強めていく必要がある」

 温家宝首相はまた、「世界経済は大きな変化と構造上の変革の時期に入っている。いま、各国の前途と運命はかつてないほどに密接にかかわっている」と指摘し、地球の気候変動への対応や、貿易や投資における保護主義への反対、世界経済の持続可能な回復と知的財産権の保護に協同して取り組んで行くよう各国に呼びかけました。

 今年の夏季ダボス会議のメインテーマは「成長に向けた再出発」です。3日にわたる会期中に、80カ国と地域からの1400人の参加者は技術革新、持続可能な消費と生産、金融と投資などの問題をめぐり突っ込んだ議論をする予定です。(翻訳:Yan)

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