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オバマ大統領、バーナンキFRB議長の再任を提案

2009-08-26 14:38:54     cri    

























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 アメリカのオバマ大統領は25日、バーナンキ連邦準備(制度)理事会(FRB)議長の再任を提案しました。この提案には上院の採択が必要ですが、この提案はオバマ大統領とバーナンキFRB議長にとって、ウィンウィン効果になる選択だ、と有識者は分析しています。

 オバマ大統領はこの日、バーナンキ議長がFRBを率いてアメリカ史上最も深刻だった金融危機を乗り越えたことなど評価して、「冷静さと知恵で金融システムの崩壊を食い止め、大胆な行動と常識を脱した優れた着想でアメリカ経済の下落にブレーキをかけた」として、バーナンキ議長に対する悪評に反対の姿勢を示し、その行動を「選ぶことのできない確固としたもの」だとしました。

 有識者は「オバマ大統領の決定は賢いものだ」として、以下の三つの理由を挙げました。第一、一般論で言えば、FRB議長は重大な誤りがないことを前提に、連続性、安定性と予測性などの能力こそがFRB議長を選択をする最も重要な基準となる。第二、バーナンキ氏の再任を提案することはアメリカ経済が回復の兆しが出ている際に、市場の信頼性を安定させることに有利である。第三、バーナンキ議長の再任は民意に従うもので、大多数の投資者はバーナンキ氏の再任を期待しているからだ、としています。

 また、バーナンキ氏にとって、再任することは成功することになります。オバマ大統領が就任した当初、一部の人がバーナンキ氏は共和党の人で前大統領に任命された人として、深刻な金融危機に加え、その運命が憂慮すべきものだと見ていました。しかし、バーナンキ氏の金融危機対策によって、現段階、アメリカの金融システムが安定化に向い、アメリカ経済も去年冬の恐慌から徐々に回復していることは周知のことです。

 しかし、バーナンキ氏とFRBはずっと非難の的でした。上院はFRBが不動産と信用のバブルに対して先見の明がなく、サブプライムローンによる被害への評価不足で、直ちに危機拡大を食い止めることができなかったと指摘しています。このほか、一連の論争にある決定を下したことで、バーナンキ氏も批評を受けています。

 これら反対の声があっても、マスコミはバーナンキFRB議長の再任は上院で採択されたことに疑問はないと見ています。現在、上院銀行委員会のドッド委員長はこの任命を認め、下院金融サービス委員会のフランク委員長も賛同の意を表しました。これで、アメリカ経済に新た問題が出ない限り、バーナンキ氏が再任されると有識者は見ています。

 再任にはほぼ問題がありませんが、バーナンキ氏のFRB議長としての今後の道には不確定なものが多くあります。バーナンキ氏が次にやるべきことは金融危機対策でのマイナス効果を解消することです。たとえば、適時に利上げして、インフレレベルの大幅上昇を防ぐことや、FRBによる銀行や金融体系への過度な干与を制限すること、FRBの資産負債規模を縮減するなどによって、アメリカ経済の回復を図ることです。これらの問題の解決に至るかどうか、バーナンキ氏の今後の行動を見守る必要があります。

 (翻訳:ヒガシ)

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