国連のパン・ギムン（潘基文）事務総長は7日、ニューヨークの国連本部で世界保健デーを祝うイベントで挨拶し、医療救急システムを改善し、救急病院の建設を強化し、病院の緊急状況に対応する能力をさらに強めていくよう各国に呼びかけました。

　パン・ギムン事務総長は「災害などの緊急事態が発生した場合、準備が整っていて、機能が健全な医療サービスシステムは人々の最も頼りとするところである。突発の緊急事態に対して、病院や、医務室、及び他の医療保健部門は直ちに対応措置を取り、人々に安心を与える機能を持つべきである」と述べました。

　また、パン・ギムン事務総長は「各国の医療機構の医療救援能力と救援設備の建設強化をサポートするため、国連の各関連機構が他の国際機構との協力を強化していくことは非常に重要である。それと同時に、武力衝突では病院が武装勢力の襲撃の目標になることを避けるため、各方面はしかるべき措置を取る必要がある」と強調しました。