スイスのメルツ大統領は現地時間27日午後、首都・ベルンでスイスを訪問中の温家宝首相と会談しました。この中で、双方は共に国際金融危機に対応することで合意したほか、今年下半期から2国間自由貿易区の設置を検討していく方針も固めました。
会談後の記者会見で、メルツ大統領は「温首相一行との会談は、成果のあるもので非常に友好的だった。会談では、われわれは、世界的な金融危機について話し合い、協力を強化して危機に対応することでも合意した。金融危機を乗り越え、経済発展をさらに促進するには、協力を強化することはとても必要だ」と語りました。
これに対して、温首相は「双方は、今年下半期から2国間自由貿易区の設置を検討してくことでも合意に達した。この上で、拡大しつつある経済協力と貿易の発展に応じるため、双方は新たな2国間投資保護協定に調印した。これにより、国際市場にも自信がつくだろう」と会談の成果を総括しました。
このほか、双方は、金融面の協力を深め、貿易と投資の規模を拡大し、科学技術やエネルギーなどでの交流を強化する重要性も強調しました。(翻訳:コオリ・ミン チェック:大澤)
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