中国の温家宝首相は7日北京で、国務院の常務会議を主宰し、大学卒業生の就職支援策を定め、その着実な実施を地方政府に求めました。会議では、「国際金融危機が蔓延している中、中国の就職事情も楽観視できない。大学卒業生の就業確保は最も重要な部分である」と指摘しました。
会議では、大学卒業生の就職チャンスを増やす一連の支援策を定めました。その中には、都市部と農村部の末端組織や中小企業、私営企業に就職することを提唱すること、戸籍を問わず大学卒業生を採用すること、失業した大学卒業生を採用した企業に対して、税金の減免など優遇政策を講じること、国有の大手企業が大学卒業生を大量に採用すること、仕事が見つからない生活の貧しい大学卒業生に経済面の支援をするなどの具体策が盛り込まれています。
会議では、地方政府、関係部門に、高等教育の改革を推し進め、大学で学んだ知識が実生活で活用できない現状を意識し、大学卒業生の就業能力を高め、国民経済と社会発展のニーズを満たすよう求めました。(翻訳:KH)
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