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世界の卓球界が変わっていくのか?
   2008-03-12 14:18:08    cri

 2月24日から3月2日まで、卓球の世界最高峰、卓球世界選手権の団体戦が中国の広州で行われました。

 男女それぞれ12チーム、120人が国・地域別に分かれて世界一を競いました。卓球王国の中国は、世界トップランクの選手をそろえて、選手権に臨み、男女とも圧倒的な強さで優勝。中国女子は8年連続17回目、男子は4年連続16回目の優勝を果たしました。

 一方、日本は、女子が強豪国の一つ、韓国を見事破りまして、福原愛の涙もありました。できれば2位以上という目標を掲げていた女子だったんですが、それでも3位という成績は立派なものです。そして男子も堂々3位に入り、かつての卓球王国、日本が若手を中心に復活の兆しを見せたという大会でした。

 実は、この大会と平行して、世界の卓球を揺るがす改革案が世界卓球連盟で審議されていました。国籍変更をして、他の国を代表することを規制する案です。

 中国はご存知の通り、卓球強国であります。卓球人口も多く、彼らがプロ選手としてやっていこうとすると、激烈な競争に勝ち抜いていかなければなりません。中には、他の国ならば十分、主力としてやれるにも関わらず、中国人であるためになかなか試合出場の機会がない、ということも起きます。活躍の場を求めて、また試合出場の機会を求めて、海外に移住することになります。

 実は、中国人が海外に行って卓球をやるということ自体は、結構、長い歴史を持っています。元々は、中国である程度選手生活を送り、年齢的な要因で引退した選手が、新たな試合の場を求めて、ヨーロッパなどに行って、向こうのクラブで卓球を続けるということが多くなりました。ところが、しばらくプレーを続けると、相手の国から、国籍を変えて代表になって欲しいという申し出を受ける選手が多くなりました。その後、中国の改革開放政策もあり、自ら進んで海外に行き、国籍を変える選手が多くなり、これまでは中国で引退した選手が多かったのですが、むしろ若手のまだまだ伸び盛りの選手も、外国にいくようになりました。そして、その後、彼らのうち、国際大会でも活躍する選手が出てきて、時には、中国代表を破ることもありました。国によっては、メダル獲得のために、積極的に中国から若い選手を受け入れようとしているところもあります。そして、いつしか、彼らが各国の卓球界を引っ張る存在となり、一大勢力となってきたわけです。

 これに対して、異を唱える国が出てきたんです。たとえば、ある国は、手っ取り早く、中国人選手を招いてきて、メダルを獲得しようというやり方をとろうとします。ところが、それによって、自国でトレーニングを重ねてきた若手選手の機会が奪われるという現象がおきました。

 そういった背景の中で、世界卓球連盟の会合が開かれ、これを規制するとの案が審議されました。そしてこの規制案が先日、賛成48反対2票で採択されたのです。具体的なは、以下のようになります。まず、国籍を変更する時点で21歳以上の選手は、その後、世界選手権とW杯に出場することができなくなりました。また、15歳以下の選手は、、新たに他の国の卓球協会に登録して3年経たないと、15歳から18歳の選手は、5年経たないと世界大会に出場できません。また18歳から21歳の選手は、7年経たないと、世界選手権、W杯に出場できないということになります。

 この案に対して、中国香港自治区は、中国大陸からの選手に頼っているというのが現状で、影響かなり大きいため、反対票を投じました。香港卓球協会の余国梁会長は、「国際連盟の意図は分かるが、一刀両断に規制するやり方はよくない」とその理由を述べています。

 また、シンガポールのエース、李佳薇は「国内で卓球をやる人が多すぎて、チャンスが少ない。海外に行くのは、生計のため。一律の規制は、卓球の発展に不利だ。」と反対の意見を述べました。

 ヨーロッパからは、さまざまな声が聞こえます。規制案の提唱者である卓球連盟のサララ会長は、「今後、各国は外国選手に頼らず、自国選手の育成に力を入れるよう希望する。この案は、世界の卓球界のバランスの取れた発展に向けたもの」との意見を述べました。一方、反対の声もあります。オーストリアのシュラガー選手は、「いかに自分たちの国のレベルを高めるのか、検討をしてから結論を出すべき。単純に規制するのはよくない」と語りました。オランダ代表としてプレーする李佼選手は「オランダで、短期間で自国の選手を育てることは不可能。レベルの高い海外選手が引っ張らなければ、オランダ卓球はだめになる」と懸念を示します。

 卓球選手を多く輸出している中国は、規制案に賛成の票を投じました。中国卓球協会の徐寅生会長は、「中国には卓球人材が過剰気味であり、中国で力を発揮できなければ、海外にいきたいという選手の希望を止めるわけにはいかない。ただ、ある国が、自国の選手の育成を怠って、メダル獲得だけを目指して、選手を輸入するのは卓球全体の発展に悪影響を及ぼす」と、賛成票の理由を語りました。また男子代表の劉国梁監督は、「中国と対抗するには『海外兵団』だけで不十分であり、どうしても自国でしっかりした育成システムを確立する必要がある。その意味では、規制案は、卓球が全世界で普及していくのに有利となる」と述べました。

 規制案が本当に卓球の発展に有利かどうかは、時間がたたないと分かりませんが、ただ世界の卓球の発展には、今のところ中国の力が必要です。ただ、単に中国人選手を連れてくるというのではなく、中国の技術を研究するということ……つまり、指導者レベルでの往来を活発にしていくことが、長い目で見れば、大事なことです。

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