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段月萍氏:最も早期に「証拠を探した人物」

2017-12-07 13:41:51     cri    

 

 「最も感動した事は、生存者の口述証言と檔案(保管書類)の記載が全て一致したことです。」30年が過ぎたが、段月萍さんの生存者に対する経験や証言は、依然として記憶にあたらしい。「口述と檔案は相互に証左であり、これは南京大虐殺の歴史的真実を充分に証明しています。」と段月萍さんは述べた。

 段月萍さんを辛くさせるのは、時間が経つにつれて、生存者は絶えず老いてゆき、当初は1200人余りだったのが、現在では100人余りを残すのみとなったことだ。

 記念館で副館長を務めた期間中、段月萍さんは多くの日本人を受け入れた。彼らの中には進歩的な学者、大学、中学、小学校の教師や一般市民がおり、中国侵略日本軍の老兵、東史郎さんもいた。当初の彼らとは同一感をもたなかったところから、しだいに理解していったところまで、段月萍さんは正義を堅持する多くの日本の友人たちとよい友達になった。

 段月萍さんは次のように言った。一番忘れられないのは初めて東史郎さんを受け入れたことだった。「正直言って、最初東史郎さんと接することは私の心の中にわだかまりがありました。しょせん彼の手は南京人の鮮血でまみれているんです。」深く接するにつれて、東史郎さんが心から後悔し、特に80歳の高齢者となった後、彼が日本の右翼勢力の圧力に屈服せず、包囲攻撃や暴言、脅威を恐れず、不公正な判決を受けた後もやはり屈服しなかったのを知り、それが多くの南京市民に彼を心の底から許すことに至らせた。 (新華網日本語) 


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