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今、見つけた 中国人民大学 王代望

2017-10-11 17:17:24     cri    

 皆様、こんにちは!

 「今、見つけた」というスピーチをしたいと思います。よろしくお願い致します!

 中日国交正常化は四十五周年になりますが、両国間に無視できない問題が依然として数多く存在しています。戦争の後の残った問題、メディアから一方的な誤解等です。日本語を学んでいる私たちは、将来中日両国の架け橋となる人ですから、まず歴史を知り、現状も知ることが必要だと思います。

 文化交流の歴史の本を開いてみると、小野妹子、阿倍仲麻呂、鑑真という古人たちは生涯を半分以上異国で暮らしていたのです。偉かったなと尊敬していますが、先進的な交通と通信で、自由に動ける時代に生きている私は、中日関係を構築する為に、いったいどうしようと考えています。

 ある午後、日本語を勉強してから、日本人の方々と一緒に過ごした日々のことが色々思い出されました。

 一年前、大学の日本人留学生との交流会に初めて参加しました。自己紹介しか話せなかった私は大阪出身の小塩先輩と知り合いになりました。その後、私達はお互いに言葉の勉強を助けながら、私は日本についての、授業で得られないことを小塩先輩にたくさん教えてもらいました。例えば、大阪のお好み焼き、広島のお好み焼き、もんじゃ焼き、それぞれは何?おおきにとかめっちゃという関西弁の意味は何?京都の人はどんなものでも、お○○さんと呼ぶ。原宿で今、中国風の着飾りが段々流行している。

 大阪へ帰った後、小塩先輩がWeChat でこう書き込んでいます。「うちのベッドに横になると、北京が偲ばれた。あそこに僕のルームを持っていられなくてしまったと思って、寂しさを感じる。僕はもう第二の家を失ってしまっただろう。でも、一生忘れられない思い出は数え切れなくて、後悔していない。さようなら!ご縁があったら、また会えますように!」また、私にこんなメッセージを送ってくれました。「王君、新しい言語を習うのは新しい人生を始めることに等しい。中国語や日本語は僕らの絆だよ。日本語を諦めるな!また会えるぞ!」それを読んで涙が落ちそうでした。

 小塩先輩と私のように、毎年、大勢の中日留学生は身近に接することで良い印象が残り、友情が育ちます。これは真心を持って交流しているからだと思います。私たち若者は過去の偏見と良くない印象など少しずつ解消できるように、良い未来も望むようになります。

 今年の六月、大学で九州からの訪中団を迎えて交流しました。睦まじい雰囲気のうちに、南京玉すだれと地元の踊りを見せてもらいました。一方、私たちは「世界に一つだけの花」という唄を歌っていたら、書店を経営するご夫婦はとても喜んで、おばあちゃんは涙を流していました。懇談中、広島と長崎の世界平和の為の反原発運動を紹介してくれました。

 バスに乗る時団員さんに「一帆风顺」と言って、伝統工芸のハンカチをプレゼントしてもらいました。あの日、本当に感動しました。初対面でも、久しぶりに再会した親友のようです。

 留学、旅行、ビジネス、結婚・普通の老若男女は様々な行き来を通して、隣国への憧れを美しい記憶に替えることによって、人々の繋がりが強くなっています。この四十五年間、一世代また一世代の両国民は心を込めて、お互いの生活や文化から価値観までを理解しようとして、力を合わせて中日友好の為に貢献したからこそ、現在盛んな交流が実現されているのです。やはり答えは真心だ!答えは民衆が持つ真心だ!先人たちが切り拓いてくれた中日友好の道を、若い世代の私達は狭めることなく、より広く切り拓いていけるようにしましょう!

 突然、この原稿を書いているうちに、自分なりの答え、見つけた!

 ご清聴、ありがとうございました!

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