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歴史を鑑とし、平和発展の光を望む西北大学 呂芸雅

2017-10-11 17:14:31     cri    

 気付かないうちに、私たちは「中日国交正常化45 周年」を迎えた。中日関係が悪化している今、この年は中日両国の人民が落ち着いて両国の関係を見直す絶好の機会を提供してくれると思う。この歴史的な瞬間に、私は中日両国が「歴史を鑑とし、未来に向かう」ことを発展原則として、一緒に努力するべきだと思う。

 平和と発展は、二つの輝く星のように、中日交流の広い空の中で、きらきら光っている。

 過去から現在まで、中日両国の平和と発展のための交流は絶えず実行されている。例えば、唐の時代、たくさんの遣唐使が中国に入って、中国の技術、文字、政治制度などを勉強した。1910 年代の中国の新文化運動の時、中国はいろいろな学術分野の日本漢字を取り入れ、運動を推進させた。1972 年、当時の日本の首相であった田中角栄は中国を訪問して、中日国交正常化を実現した。その後、中日関係がますますよくなっていった。そして、経済のグローバル化が急速に発展する現在において、中日両国は経済依存性が高い利益の共同体だけでなく、東アジア地域の安定と世界平和の維持、文化の発展に不可欠的な存在となっている。このような状況は、交流実践には、過去も現在も中日の平和と発展が必要で、正しいということを証明している。だから、私たちは全力で中日両国の平和発展の光を輝かせなければならない。

 一方で、この中日の平和発展の交流を安定したものにするには、まだ大きな困難が存在している。近代以降、日本は対外侵略の拡張路線を歩み、中国との関係を悪化させてしまった。近年では、2012 年、日本政府による釣魚島国有化に中国側が反発したため、「日中国交正常化40 周年」の記念式典が中止となった。これらの政治的な事のせいで、中日の「平和と発展」の光に影が差してしまった。

 しかし、影に比べて、光は強い存在である。中日両国には確かに様々な影があるが、過去の暗い影を鑑として未来の光を追求し、冷静に友好のための実践活動を行う人々がいる。

 例えば、今年の10 月、日本は「中国節」を開催するそうだ。また、9月、日本の有名な音楽家である谷村新司は北京外国語大学に行って、中日民間歌合戦の審査員を担当する。

 このような大型活動のみならず、日本語学科の学生として、私も中日関係の友好発展のために自分のできることを真面目に取り組むようにしている。先学期の夏休み前の校外実践活動で、私はクラスメートたちと一緒に西安市にある香積寺へ行って、寺内の公示牌の日本語翻訳の問題を発見し、その現状に関する研究報告をまとめて発表した。これは一般の人は気付かない些細な活動だが、日本人旅行者と私たちとの間の目に見えない交流だと思う。そして、夏休みを利用して語学研修に来た日本の大学生たちと一緒に西安の回教徒街へ行って、唐の時代の中日交流の歴史を話したり、お土産を買ったりして、みんなで楽しんだ。このような活動に、私は中日交流の新しい光を見るような気がして、希望を感じる。

 中日間の交流を難しく考える必要はない。私たち若者が自信を持って、真心を尽くして交流すれば、中日の平和発展の素晴らしい光はいつか中日人民全ての目と心を輝かせられることだろう。

 光というのは照らされれば照らされるほど明るくなる。中日両国は明るい未来を持ちたいなら、平和と発展という光を輝かさなければならない。「日中国交正常化45 周年」の今において、私たちは過去の友好的だった時代を懐かしがるばかりではなく、新たな回復の勢いを大切にし、中国と日本のコミュニケーションをもう一度活気に満ちたものにさせるように努力し続けるべきである。

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