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担当:王小燕、斉鵬
北京では桜に次いで、今は海棠が満開です。ピンク色の花が新芽の緑に映えて、見る人の目を楽しませてくれています。
「旬の話題」では先日、ネットで発表された「2017年中国人不眠症地図」を取り上げます。中国人の8割が睡眠障害に悩まされている?!詳しくは番組をお聞きください。
後半は「中国現代文学の散歩道」、中国文学の翻訳誌『新しい中国文学 灯火』雑誌社の後援により実現した企画です。李敬澤著、水野衛子翻訳の小説「趙氏孤児」の最終回をご紹介します。
★第5部「すごい男」~その4
小説『趙氏孤児』の最終回。これまでの事件の経緯を踏まえた上、作者は分析する。「問題は我々が必要とするのが多少なりともマシな世界なのか、それともどうしようもない世界で聖人ぶるのかということだ」「事態の危険性は我々が実は自分たちの内心に何を隠しているか、それが我々をどこに導くかを知らない点である。私たちは手段がいかなる場所で政党な目的に浸食され、破壊されるかを知らない。人はいばらの道を歩み続け、彼岸ははるか彼方にあり、足元は真っ暗闇なのである」。
★今回の固有名詞
金庸(ジンヨン):有名な武侠小説(武術に長け、義理を重んじる人々を主人公とした小説)作家。
程嬰(ていえい)と公孫杵臼(こうそんしょきゅう):趙盾(ちょうとん)の孫・趙武を救った恩人。
屠岸賈(とがんこ): 晋の国の大臣であり、敵対する晋の一大勢力趙氏を滅ぼす手前まで追い込みながらも、密かに助けられ、無事育った趙家の生き残り「趙武」の反撃を受けて滅ぶ。
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