jplvyou20170324-1
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中国西南部の四川省は、三国時代に蜀の都として栄えました。土地が広く作物が豊富なことから「天府の国(豊かで美しい土地)」と呼ばれています。周囲を険しく高い山で囲まれた地形で、たくさんの少数民族がいます。そして、パンダの故郷としてもよく知られています。
省都の成都は、中国西南部の政治、経済、文化の中心地で、三国時代の蜀の国の劉備と諸葛孔明ゆかりの武侯祠や、詩人・杜甫が詩を作りながら暮らした杜甫草堂など、観光スポットが市内と郊外に多数点在しています。また、路地には茶館がたくさんあり、市民はよく茶館でお喋りしたり、麻雀をしたりして生活をゆったりと楽しむことで知られています。
成都から西北へ車で1時間ぐらいの場所に位置する都江堰は、紀元前250年ころ、李冰父子が民衆を率いて建設した古代の水利施設です。四川省の大きな川・岷江を内江と外江に分けて、洪水対策としただけでなく、干ばつ対策や農業、生活用水の機能もあります。この都江堰のおかげで、四川省は「天府の国」という豊かな場所になりました。
3月19日、世界遺産である都江堰と青城山(道教の本山の一つ)附近を走る双遺マラソンが催されました。恵子アナはこのマラソン大会に出場するために2泊3日で都江堰、成都を訪れました。この時間は、恵子アナの都江堰観光と双遺マラソンのリポートをお届けします。
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