担当：王小燕、斉鵬

　今週月曜の3月20日は二十四節気の春分でした。この頃の北京は、連日どんよりとした空。たまに小雨も降っています。先週に比べ、気温が下がり、三寒四温そのものです。CRI敷地内の桜はもうじき咲きそうですが、天気予報によると週の後半には雪交じりの雨が降るようです。本当に降るなら、今回は雨か雪の中の花見になるのかなあ、とちょっと不安にも思っています。できれば、青空の下で花見をしたいものですね。

　今回は18日から20日まで、中日国交正常化45周年記念として実施された「松竹大歌舞伎北京公演」にスポットを当てます。歌舞伎にとって、今回は10年ぶりの中国公演となります。松竹株式会社の大谷信義会長が自ら団長を務め、約100人の公演団を率いての訪問です。中村鴈治郎さん、中村芝翫さん、片岡孝太郎さん、市川門之助さんらの熱演に観客たちは熱い拍手を送り、時には笑い声も沸き起こりました。今回は「スペシャル・バスケット」特別版として、舞台の様子とともに役者や観客たちに伺ったお話をお届けします。