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一時間目 平均寿命VS中日アニメ映画

2016-12-19 16:42:09     cri    

 <ライフマガジン>

 話題1:中国人の平均寿命

 WHO・世界保健機構の「第9回健康づくり国際会議」がつい先月上海で開かれました。この会議では、中国の国民の平均寿命や妊産婦の死亡率、幼児の死亡率など、国民の健康水準を示す3つの指標が発表され、いずれも前倒しで、国連のミレニアム開発目標に達したことが明らかになりました。しかも、今年、中国国民の平均寿命は76.3歳に達し、去年2015年に比べて、0.5歳伸びたことが分かりました。

 話題2:中日アニメ映画

 
「大魚海棠(Big Fish & Begonia)」(左)、「君の名は。」(右)

 中国の日本アニメファンにとって、ここ1ヶ月は実に嬉しい日々を過ごしました。「ONE PIECE FILM GOLD」が先月の11日、「名探偵コナン純黒の悪夢(ナイトメア)」が先月の25日、さらに「君の名は。」が今月2日に封切られました。僅か1ヶ月の間に日本のアニメ映画3作が中国公開を次々に迎えました。しかも、これら日本を代表するアニメは、いずれも素晴らしい興行収入を見せました。中国の映画館は、「日本アニメ」一色になっていると言っても過言ではありませんね。また、今年、中国で公開となった日本のアニメ映画は、過去最高の9作品となりました。この数は、すでにハリウッドのアニメ映画を超えました。

 アニメは日本の三番目に大きい産業となり、年間の売り上げは230兆円で、GDPの10%を占めています。しかも、日本のアニメ産業はアニメ、漫画、ゲームを分けることはせず、基本的に均等に取り扱っています。漫画家が有名なマンガ週刊誌に連載したマンガが、人気作品になってから、テレビアニメ化、DVD化(OVA、オリジナル・ビデオ・アニメーション)、映画化(劇場版などのさまざまなメディアスタイルを段階的に踏んでいきます。さらに、フィギュアやゲームなどの多くの関連商品も作られています。

 これに対し、中国のアニメ製作や産業は、工場スタイルで、野放図な状態に過ぎず、模倣や盗作といった現象が未だに存在しています。粗悪品を作り続け、プロジェクトを立ち上げることで、国家政策が補助するというような悪辣な現状はさらに言うまでもないのです。近年の優れた作品とされる「西遊記之大聖帰来(ヒーロー・イズ・バック)」はストーリー構想に8年、製作に3年かけており、「大魚海棠(Big Fish & Begonia)」は12年前から構想を練っていたということです。「師の技術を学び、師を超える」。中国のアニメ業界は、技術や人間の気持ちなどを兼ね備えた芸術的創作力を結集する必要があるとみられ、「君の名は。」が上映されるに当たり、いかに心込めて作品を作り、一歩一歩着実にその歩みを進め、日本アニメに一生懸命追いつくかという点について学ぶべきですね。

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