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ボアオ・アジア・フォーラム記者日記3ーーフォーラム開催初日、質素な記者食

2014-04-09 10:01:49     cri    

(ボアオの今日の天気:曇り、雨)

 私が泊まったのはホテルの14階。朝起きて外を眺めると、海に近いせいか雲なのか、水蒸気なのかはわからないですが、もやもやとしています。しかし、これは北京のスモッグとは完全に違うものというのはっきり分かっています。

 ボアオ・アジア・フォーラムは8日から11日にかけて開催されていますが、今日(8日)は開催初日となります。中国国際放送局の主催による分科会とイベントは今日行われるので、その取材が主な仕事でした。

 午前10時からは、「アジアの美を発見」写真展の開幕式です。詳しい内容はニュースをご覧ください。

 昼食は、記者向けのランチでした。主食はご飯とマントー、おかずは6品ぐらいでしょうか。スープ1つ。飲み物はコーラーやレモン水など。かなり質素なものです。約1000人の記者の数にしてはレストランの面積もあまり広くなく、いつも列ができています。

 午後4時から開催されるメディアリーダー円卓会議には、シンガポールや韓国、オーストラリアなど、10数カ国からのメディアリーダー約20名が出席しました。(ニュースをご参照ください。)

 一番先に発言をしたのは、韓国中央日報中国研究所の韓友徳(Woody HAN)所長です。韓所長は,中央日報が中国の新華社通信及び日本経済新聞社と共同で設立した「日中韓賢人会」を例に挙げ、アジア地域のメディアが地域内における協力や交流、発展を討議する場を積極的に構築すべきだと話しました。

 後ほどのコーヒーブレークの時間帯に、最近の韓国ドラマが中国で再ブレイクしたことをめぐり、韓所長を突撃インタビューしました。韓国ドラマ成功の要因について、韓所長は、「韓国の伝統文化は中国人の共鳴を呼びやすい。これは最も重要な要素だと思う。また、韓国ドラマの撮影技術やシナリオなどもレベルが高い。これも中国の若者にうけた理由なのかもしれない」と述べました。

 他のメディアリーダーの発言については、私なりの基準で印象深いポイントだけ並べます。

 ▼オーストラリア放送協会のマーク・スコットゼネラルマネージャー:子供向けのテレビ番組製作の面で豊富な経験を蓄積してきた。将来、子供向けのテレビ番組を中国のメディアや中国の子供と分かち合いたい。

 ▼スリランカ・ユナイテッドプレスのSeelaratne Senarath総編集長:SNSに伴う即時コミュニケーション方式は、メディアに多くの発展の機会をもたらした。海上シルクロードの発展の推進はアジアとヨーロッパの更なる交流と協力を促すだろう。

 ▼ベトナムVTC社の阮文平(NguyenVan Binh)副局長:技術の進歩及びグローバル化が進むという時代背景の下で、メディアはますます強い使命感を背負っている。社会にいる人々をつなげるだけでなく、社会発展のトレンドもリードしている。近年、先進国メディアと途上国メディアの自らの発展及び発信能力の面における格差が縮小しつつある。これは各国の国民、とりわけ弱者層に有利であり、社会の調和のとれた発展により貢献できる。

 ▼ 中国日報の高岸明副編集長:伝統的メディアのモデルチェンジ及びメディアの融合は必然的な趨勢である。読者の閲覧習慣の変化に合わせて、ニューメディアへのアプローチを強化しなければならない。一方、発信の手段がどう変わろうとも、「コンテンツが決め手だ」というのは永遠の鉄則である。

 ▼シンガポール聯合早報の呉新迪総編集長:インターネットの発展による衝撃を受け、ニューメディアチームの仕事の方向性を調整し、取材から編集に転じ、ニュースをいかに見せるかに力を入れ、ユーザー体験を充実させる。また、新聞の存続については、Newspaper= News+Paper。紙を介さなくなる可能性があるが、ニュースはいつまでも伝わるだろう。

 ▼テンセントの陳菊紅副総裁:「新」と「旧」は動的な概念であり、現在、ニューメディアと呼ばれる「新しい」ものが、あっという間に古くなってしまう。大学時代、ラジオをあまり聞かなかったが、北京のひどい渋滞で、移動にかかる時間が多くなり、ラジオを聞くようになった。これは都市環境の変化による選択である。一方で、ポータルサイトは今や従来型のメディアになったとも言われている。すべてがユーザーの行動に関わっている。このような背景の下、メディア自体及びメディアとメディアの協力が問われている。

 ▼フィナンシャル・タイムズのアンジェラ・マッカイ アジア太平洋地域CEO:フィナンシャルタイムズは約260年の歴史を持っている。長い歴史を持つ古いメディアだが、ずっと変革の趨勢に合わせてきた。読者に買いがいのあるコンテンツを提供するように心がけている。第1四半期に新たな統計されたデータによると、有料購読ユーザーの人数は68万人に達した。また、SNSの発展については、若者の関心を喚起できるので、積極的に受け止めている。

 以上、私の記憶に残った一部の代表の発言を簡単にまとめてみました。まとまりのない拙文ですが、明日も引き続きご報告します。(ZHL)

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