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万博を愛する上海人

2010-10-28 17:26:59     cri    
























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  2010年上海万国博覧会、閉幕の日が近づいてきました。半年間にわたって行われたこの盛会は、上海の町、そしてこの町に暮らしている人々にどんな変化をもたらしたのか、「万博オンエア」、今回はホスト都市・上海の人々にスポットを当てます。

 10月の上海、朝7時。空はぼんやりと明るくなり、少し初冬の気配がします。上海で暮らしている金さんは朝早く起きて、妻の徐さん、そして大学1年生になったばかりの息子さんと一緒に、上海万博の会場に向かいました。ワクワクしながら入場を待つ金さん家族にとって、今日はただの万博見学ではなく、特別な里帰りでもあります。万博会場に近づくと、金さんは懐かしくなります。実は金さん一家はかつてここに数十年間も住んでいたのです。万博会場の建設のため、金さん一家はここに住んでいた多くの人々と一緒に引っ越しました。金さんの息子さんは今年20歳で、この9月、大学1年生となりました。これまで受験勉強が忙しかったため、家族全員で万博会場を訪れる暇がなかなかありませんでした。そして、万博閉幕前のこの日、ようやく3人揃って、昔の家があった万博会場を訪れました。

 上海万博の会場は敷地面積5.28平方キロで、会場建設のため、ここに住んでいた1万8千人の住民と27社の企業が移転しました。これは上海の歴史上最も大きな引越しプロジェクトでもありました。上海市民の万博への協力に感謝の意を表すため、上海市政府は各家庭に特別な万博プレゼントを用意しました。中には感謝状、万博の入場券、交通ICカード、万博の地図、マスコット「海宝」の記念バッチがそれぞれ1枚入っていました。では、上海市民は政府からの万博プレゼンをどう思ったのでしょうか。徐さんに伺いました。

 「万博プレゼントをもらって嬉しかったです。会場建設のために引っ越した家庭に、政府からもう一枚入場券が配られました。ですから、3人家族の我が家の場合、自分で1枚買えば家族全員で見学することができます」と、徐さんの笑顔から答えが分かりました。でも、住み慣れた家を離れ、別のところに引っ越すなんて。このことを告げられた当初、金さんと徐さんは、どんな気持ちだったのでしょうか。

 金さん一家は住み慣れた家を離れ、浦東にある万博団地の新しいマンションに引っ越しました。会場建設のため、1万8千人の住民が万博団地に引っ越しました。上海市政府は引越しを余儀なくされた住民のために、2ヶ所の万博団地を建設しました。浦江団地と三林団地です。それぞれ万博会場から15キロと3キロしか離れていません。いま、1万8千人の住民は新しい団地生活に慣れつつあり、居住レベルも生活の質もずいぶん改善されました。そして、彼らは万博会場に生まれ変わった昔の家をいつも懐かしく思い、万博のあらゆる情報に注目しています。

 これについて、徐さんは「万博会場で一番見て回りたいのは人気パビリオンではなく、かつて我が家であった浦西にあるベストシティー実践区の上海ケースだ。昔の住まいは今、どんなふうに変ったのか、この目で確かめたい」と述べました。

 浦西会場のベストシティー実践区はエコ建築を提唱し、人間と自然の共存を求めています。上海ケースでボランティアとして働いている李棟斌さんは、毎日多くの来館者と触れ合い、金さん家族のような里帰りの人々にもよく出会いました。

 「彼らはこの辺りで長い間住んでいましたので、ここに特別な感情を持っている。万博会場に生まれ変わり、国内外の最先端のハイテクやエコ技術が展示され、この辺りは非常に有意義な場所となった。これを見て、みんな嬉しそうだ。このような特別な里帰りを通じて、地元の上海人は今後の生活にさらに自信を持つようになり、この都市をさらに愛するようになるだろう」と李さんは語りました。

 「より良い都市・より良い生活」、これが上海万博のテーマです。万博をきっかけに、この夢は現実になりつつあります。(エーリン)

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