今週の「万博オンエア」では、吉野さんと一緒に上海万博での見聞を振り返ってみます。その第一弾は、なんと上海万博の会場で驚きの光景！

　えっ、驚き？！って、何ですか。

　ちょうど6月にジャパンデーのイベントで上海万博会場内のアジア広場でアニメソングのコンサートが開かれました。日本のアニメソングの歌手の水木一郎さんをはじめ、有名な方々が参加されてきました。そして、浦西会場にある日本産業館のJALステージでも、日本のコスプレーショーや原宿コレクション、モー娘やSKE48のライブが行われました。今回ご報告する「驚きの光景」とは、「日流ブーム」の熱狂ぶりです！

　ジャパンウィークのライブや関連イベントでは、2時間ステージに釘付けになっていた中国の日流ファンたち、その熱狂振りは迫力満点！番組の中で、ユニットSKE48のライブから、現場の「生」の音声をお届けするので、ぜひその雰囲気を感じてみてくださいね。ところが、正直に言うと、SKE48なんて、私には余り知らない日本のユニットです。まさか中国には、これだけのファンがいるとは思いもよらなかったのです。ユニットのメンバーでさえ、中国ファンの情熱にびっくりしたようです。雨が降っていても、応援に駆けつけてくれたりして、本当に感動されました。

　この間、韓国の歌手やアーティストが沢山中国に来て、韓流ブームが盛んでしたが、日流も負けないように中国でのアピールをしてほしいですね。何といっても、いま、中国はアジアだけでなく、世界的にも大きな文化市場となりました。国際化の道を歩むために中国市場を狙っている海外のアーティストがどんどん増えているようです。特に日本のアニメや漫画などのポップカルチャーは、中国人に親しまれて、他の国にはコピーできない特徴があるから、これを生かして韓流などに対抗できそうです。

　万博の舞台では、今後とも沢山のカルチャーショップを見つけて、人々の文化交流に良い刺激を与えるよう願っております。（文／取材／写真：劉叡琳　07／22）