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万博の町、上海

2010-07-07 21:37:25     cri    

 上海は南北から北東へ蛇行する黄浦江によって東西に分けられています。西岸には歴史建築が並ぶ外灘、繁華街の南京路、オールドタウンの豫園界隈、おしゃれスポット・新天地、さらにはフランス租界の面影を残す淮海中路や衡山路など、そぞろ歩きを楽しめるエリアが揃っています。東岸には最先端の街、浦東が広がっています。

 上海を象徴する風景の一つで、激動の近代史を物語るスポットが外灘です。20世紀の初め、上海へ進出した列強諸国の商人や金融機関が競うように建てた多彩な建築様式の洋館が今も立ち並び、「万博建築博覧会」とも呼ばれるクラシックな景観を作っています。一方、外灘と黄浦江を挟んで東側の浦東・陸家嘴エリアには、東方明珠テレビタワーや、ユニークな姿の高層ビルが林立しています。上海観光のハイライトには外灘・浦東の夜景鑑賞が欠かせません。アジアの大都市ならではのパワフルさ、オールド上海の風情、ヨーロッパ風のロマンチックなムード、華やかな夜景と多彩な表情を見せ、幻想的な雰囲気を演出しています。

 上海の通りには全国各地の地名が付けられています。「外灘」の近くに、上海一の繁華街「南京路」があります。南京路は北京の王府井や、東京の銀座に当たる上海の歩行者天国で、高級ショッピングセンター、ホテルなどが並び、海外の有名ブランドも多数進出しています。

 上海の流行発信基地として注目され続けている複合スポット「新天地」。モダンなチャイナ雑貨を買ったり、スタイリッシュなレストランで美食の数々を楽しめます。都心の緑地公園を抜けると街は突然ローカルムード満点になり、立ち並ぶ骨董品やアンティーク雑貨の露店をひやかしながら、オールド上海の魅力を満喫できます。

 上海市街の北部を流れ、外灘で黄浦江へと注ぐ蘇州河。その下流の北側はかつてイギリスとアメリカを中心に各国が進出し居住した共同租界の北部に当たるエリアです。日本人が多く住んでいたことから「日本人租界」の通称で呼ばれることもあります。近代中国の発展を思想的に支えた作家、文化人たちが活動、交流した場所として知られ、魯迅の旧居や資料館など見所豊かです。また、市の中心街に比べ、上海庶民の暮らしが垣間見られる場所でもあります。上海万博の期間中、このあたりの70戸の家庭は「万博民宿」のサービスを提供し、上海市民と一緒に生活することも出来ます。(エーリン)

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