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万博の歴史物語

2010-06-03 14:35:42     cri    

 世界で初めての万博は、およそ150年前の1851年、ロンドンのハイドパークで開催されました。「万国工業産品大博覧会」という名前を持つこの博覧会では、蒸気機関車などが展示され、当時世界一の工業国であったイギリスの威光が示された博覧会でした。その後、万博は、それぞれの時代の技術や文化の「最先端」が集まる場となりました。例えば、1964年のニューヨーク万博では、コカコーラが人々に知られ、子供たちに愛されるディズニーランドの構想もこの万博で誕生したのです。

 また、万博の歴史は人類の「発明・発見」の歴史と言っても過言ではありません。エジソンが発明したメガホンや白熱電球、電話から、大観覧車や「動く歩道」、自動車など、今ではあたりまえに私たちが使っているものも、最初にお披露目されたのはやっぱり万博でした。 またモノだけではなく、今なお人気のルイ・ヴィトン、エルメス、ティファニーなどのブランドも、万博での受賞が大きな飛躍のきっかけだったそうです。中国の国酒「茅台」も1915年のパナマ万博で金賞に輝きました。

 そして、万博が人々に残した貴重な財産の一つは、ユニークなデザインをした建築物です。1851年のロンドン万博の鉄とガラスで造られたクリスタル・パレス(水晶宮)は当時、人々を驚かせた画期的な建造物でした。1889年のパリ万博では、フランス革命100周年を記念するエッフェル塔が建設され、パリの新しいランドマークとなりました。

 今年の上海万博は41回目の万国博覧会で、中国は初めてホスト国となりました。囲碁盤の外観をした赤い「中国国家パビリオン」は上海の新しいランドマークとなり、人々の注目を集めています。また、上海万博のテーマは「より良い都市、より良い生活」で、低炭素生活や、都市と自然の協調発展、エコなライフスタイルなどが議論され、まさに明日使える生活知恵の泉になりそうです。(エーリン)

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