黒龍江省、吉林省、遼寧省は中国東北地方にある三つの省です。昔から、東北地方の工業発展は中国全土をリードしていました。しかし、1990年代に入ってから、東北地方の古い工業構造は市場経済の新しい発展に適応せず、経済発展は一時苦境に陥ってしまいました。この地区の経済再生を図るため、政府は2003年から、東北地方の古い工業基地を振興するための新しい計画を立て、2006年から2010年までの第11次五ヵ年計画に盛り込みました。
ここ数年、東北地方の発展は世界の注目を集め、世界各地から投資者が殺到して、新しいビジネスチャンスを探っています。特別な地理的関係や歴史上の繋がりがあるため、日系企業が東北地方に特別な感情を持っています。スポットライト、今週と再来週は二回に分けて、4人の日本人企業家の目から見た中国東北地方の魅力についてご紹介します。
日本の大手商社丸紅は東北地方の吉林省長春市に事務所を持っています。丸紅の東北地方での業務展開について、丸紅長春事務所の横瀬所長に伺いました。そして、同じ質問を日本の大手商社三井物産中国貿易有限公司の業務部長工藤さんにも伺いました。(取材:斉鵬;担当:劉叡琳)
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