ナビゲーター 黄競
zhongguoyinyue20160122
|
待ちに待った冬休みがやってきました。子供たちは1学期の勉強を頑張った後、ようやく夏休み以来の長い休みを迎えているところです。おまけに賑やかな旧歴のお正月である春節に当たり、家族団らんを楽しむことできるので、喜び続きの休みと言えますね。今回の中国メロディーはそんな冬休みにまつわる音楽をご紹介しましょう。
氷上の子ツバメ達
中国の冬休みは旧歴の12月10日から1月15日の元宵節までの約一カ月です。この時期は一年中で最も寒いため、氷の上では様々なスポーツが行われていて、特に男の子は楽しみにしています。
冬休みになると、北京のスケートリンクでは、子供たちが氷の上をスケートしたり、ソリに乗ったりする楽しそうな姿をあちらこちらで見かけます。子供たちが軽快なメロディーに合わせてツバメのように軽やかにスケートする姿と楽しい笑い声は冬の最も美しい風景といえるでしょう。
「受験戦争」の子供たち
子供たちは冬休みがやってくることで、学校の勉強から解放されて、ようやくホッと一息つくことができます。ある教育専門家は「現在、中国の小、中、高等学校の学生たちは厳しい受験戦争に直面している。更に、高校三年間は人生の最も暗い時期だと言われるほどだ」と話しています。ここまで言われるほど子供たちは厳しい受験戦争に直面しているため、親たちとしてはなんともやりきれない気持ちでいっぱいになりますが、長いため息をついて見守るしかないでしょう。
喜びあふれる冬休み
冬休み期間、子供たちにとって最も重要なことはおそらく旧正月・春節を祝うことでしょう。中国ではお正月と言えば爆竹です。旧暦の元日の12時になったとたん、あたり一面で爆竹が鳴り響きます。子供たちは凄まじい爆竹の音の中で、お正月の賑やかなおめでたい雰囲気を楽しむことができます。でも、多くの子供たちにとってお正月の一番の楽しみは、やはりお年玉のようです。
番組の中でお送りした曲
1曲目~ 滑冰歌(スケートの歌)
歌詞:
氷の上がピカピカ光ってる
私は燕のようにスケートリンクを飛び回る
雪も風も怖くない
松の木よりも粘り強くなって挫けない
さあ、滑ろう、滑ろう
2曲目~ 蜗牛和黄鹂(かたつむりとコウライウグイス)
この歌はカタツムリがたゆまぬ努力をし続ける気持ちを歌っています。
歌詞:
玄関前にブドウの木が植えられて
新緑の芽が芽吹くころ
カタツムリが重い殻を背負って
一歩一歩昇っている
木の枝にとまったウグイス2羽が
カタツムリを笑いものにする
「ブドウが熟すにはまだまだ早いのに今から上って何をするの」
「鶯よ、笑わないでください。木のてっぺんについた時、ブドウがちょうど熟するんだよ」
3曲目~大家恭喜(新年おめでとう)
歌詞:
新しい1年に新しい情景が見えてくる
さまざまな仕事が喜びにあふれている
新年は祖先を祭って
自分の源を忘れないで
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |