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人気監督、馮小剛(フォン・シャオガン)が米エージェンシー・CAAに移籍

2016-08-04 10:53:36     cri    

 中国映画のヒットメーカー、馮小剛(フォン・シャオガン)監督が米の大手芸能エージェンシー、CAA=クリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシーに移籍したことが分かりました。同社には、中華圏でも多くのアーティストが所属しており、李安(アン・リー)や呉宇森(ジョン・ウー)、王家衛(ウォン・カーウァイ)、成龍(ジャッキー・チェン)、李連杰(ジェット・リー)、甄子丹(ドニー・イェン)、余男(ユー・ナン)などがいずれもその契約アーティストです。

 CAAは1975年にロサンゼルスで創設され、ウィリアム・モリス・エンデヴァー(WME)、ICMパートナーズ(ICM)、ユナイテッド・タレント・エージェンシー(UTA)と並び、ハリウッド4大エージェンシーに数えられます。日本の役者、菊池凛子や浅野忠信、田村英里子、そして北村龍平監督も所属しています。

 馮小剛(フォン・シャオガン)は1994年に監督デビュー。1997年の『夢の請負人(原題:甲方乙方)』によって賀歳片(正月映画)という喜劇ジャンルを中国に定着させるなど、中国界きってのヒットメーカーとして親しまれてきました。代表作には『遥かな想い チャイニーズ・ドリーム in U.S.A(原題:不見不散)』(1998)や『手機』(2003)、『イノセントワールド -天下無賊-』(2004)、『狙った恋の落とし方。(原題:非誠勿擾)』(2008)などがあり、近年は『唐山大地震』(2010)や『一九四二』(2012)などシリアスな社会派作品も発表しています。

 昨年は俳優としても活躍し、主演映画『老砲児(Mr Six)』により台湾金馬奨最優秀主演男優賞をみごと受賞。今年の監督新作で、中国一の美人女優、範氷氷(ファン・ビンビン)を主演に迎えた『我不是潘金蓮(I Am Not Madame Bovary)』も、間もなく開催されるトロント国際映画祭への出品が決定しています。(ミン・イヒョウ 謙)

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