北京
PM2.577
23/19
報道によりますと、オーストラリアのモリソン首相は先日、ウクライナ問題に関する中国側の立場を非難し、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長も「中露関係の接近はNATOの安全保障を脅かしている」と述べました。
これを受けて、中国外交部の汪文斌報道官は16日の定例記者会見で、「中露両国元首のもとで、双方は一貫して同盟を結ばず、対立せず、第三国を標的としないことを基礎に、長期的な善隣友好と互恵協力関係を発展させることを堅持している。また、一貫して相互尊重、公平・正義、協力・ウィンウィンの新型国際関係の構築を目標とすることを堅持している。世界および地域の平和と発展の促進への両国の貢献は目に見えており、疑いの余地はない」と述べました。
また先日、西側メディアがロシアがウクライナに「侵入」する日付を予測する報道を行ったことについて、汪報道官は、関係各側に情勢のエスカレートを招く発言を止めるよう勧告した上で、「対立をあおり、虚偽の情報を流して政治的私利を図るのは不道徳な行為であり、非常に危険だ」と指摘しました。(ヒガシ、謙)