北京
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習近平国家主席は6日午前、人民大会堂で、2022年北京冬季オリンピックに出席するため中国を訪問中のポーランドのドゥダ大統領と会談しました。習主席は5年前にポーランドを訪問した際、ドゥダ大統領を北京冬季オリンピックに招待しました。6日の会談の席上、習主席は「ドゥダ大統領が中国を訪れたことは、5年前に交わした『冬季五輪の約束』を果たし、両国の友情が国際的な変化に耐えられたことを意味しており、双方がオリンピック精神を堅持していることを反映している。私たちは君子の交わりのごとく、信義を重んじ、両国の友情はいつまでも変わらない」と示しました。
また、習主席は、「中国はポーランドの物流ハブ建設に積極的に参加し、ポーランドが中国・ヨーロッパ間のサプライチェーンと産業チェーンの重要な要となるよう支援したい。中国はポーランドの農産物や食料品などの良質な商品の輸入を引き続き拡大し、より多くの中国企業によるポーランドへの投資と協力を奨励し、ポーランドが中国企業に公平で公正で差別のないビジネス環境を提供すると信じている」と強調しました。
今年は中国-中東欧諸国間協力が始まって10周年にあたり、協力メカニズムの発展は新たなチャンスの時を迎えています。これについて、習主席は、「中国はポーランドと協力し、ポーランドで中国-中東欧諸国間農産物卸売市場の設立を望んでいる。両国当局は、卸売市場がいち早く中国-中東欧諸国間協力の旗艦プロジェクトになるよう推進すべく、連携を急ぐべきだ。ポーランドが引き続き中国-中東欧諸国間協力と中国とヨーロッパ各国との関係の発展に向けて積極的な貢献を行うよう希望する」と述べました。
ドゥダ大統領は、「ポーランドは対中経済協力を非常に重視しており、中国との二国間貿易・投資と協力を拡大し、ポーランドの農産物を中国市場により多く参入させたい。中国企業のポーランドへの投資と協力を歓迎し、ポーランドの物流ハブ建設に積極的に参加し、新エネルギーなどの分野での協力を展開し、双方の人的交流を強化させ、ポーランドが中国のヨーロッパへの玄関口となるよう希望する」と示しました。(RYU・井上)