北京
PM2.577
23/19
中国の防疫対策で米国側が中国駐在の米外交官を退避させる可能性があることに対して、中国外交部の趙立堅報道官は26日、「米国側の判断の論理は不可解で、正当化することは困難だ。中国側はすでに米国側に重大な懸念と不満を表明した」と述べました。
趙報道官は、「中国の感染症予防・抑制活動は厳格かつ科学的で効果的であり、中国にいる外国人をよく保護している。中国の防疫措置は『外交関係に関するウィーン条約』や『領事関係に関するウィーン条約』の関連規定に沿ったものであり、外交官やその家族の快適性と正当な権益を十分に守っている」と強調しました。
趙報道官はまた、「中国は現在、間違いなく世界で最も安全な国である。最も安全な場所から退避することは、その人々の感染リスクを高めるだけだ。米国側の判断の論理は不可解で、正当化することは困難だ」と述べました。
趙報道官は、「中国側はこの件について米国側に重大な懸念と不満を表明した」とした上で、「米国側が中国側の防疫対策を遵守して協力し、中国側の立場と懸念に真剣に対応して、外交官とその家族の『退避許可』について慎重に検討するよう希望する」と呼びかけました。(馬げつ、坂下)