北京
PM2.577
23/19
王毅国務委員兼外交部長は30日、中央ラジオテレビ総台(CMG/チャイナ・メディア・グループ)の取材を受け、「第2の百年の奮闘目標の実現にむかって新たな道のりをはじめる2022年は、8つの重要な取り組みがある」と、2022年における中国外交活動の重点項目を解説しました。
王部長は「まず、2022年開催の第20回党大会のために有利な外部環境をつくることに全力を尽くす。これはこの年を通じての、外交における最重要の仕事だ。外部からの各種リスクと挑戦に断固として対応すると共に、中国共産党や国民について積極的に伝えていく」と述べました。
また、北京冬季五輪の開催に全力をあげて協力していくことや、「真の多国間主義の旗印を高く掲げ、より多くの中国の知恵によって、グローバルガバナンスシステムの改革と充実に貢献する」と、グローバルガバナンスシステムの改革を積極的にリードすることを強調しました。
さらに、ポストコロナ時代の山積する試練に積極的に対応することや、全世界においてパートナーシップの拡大に力を入れること、国の核心的利益を堅固に守ることを取り上げました。
さらに中国国内とも関連して、「開放と発展を極的にサポートしていく。質の高い『一帯一路』を共同構築し、世界の産業チェーンやサプライチェーンの安定化と円滑化を維持する。中日韓自由貿易交渉の加速に力を入れるほか、欧州やアフリカ、ラテンアメリカとの貿易投資の自由化と円滑にむけたプロセスを模索していく。国内と国際の双循環(二重循環)を促進していく」と、新たな発展構造の構築に貢献していく考えを示しました。
王部長は最後に、「外交は国民のためにあるという精神を全身全霊で実践していく」と説明し、「領事サービスの改革の深化、領事保護活動メカニズム体制の充実、海外における中国平安システム構築の加速に取り組んで、在外の公民や機構の安全と合法的権益を確実に守っていく」と述べました。(朱、鈴木)