北京
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遼代の黄金仮面、白釉黒彩梅瓶、さらに遼寧省瀋陽市内の新楽遺跡から出土した「太陽鳥」の木彫り、明清時代の民間の窯で発見された青色染付磁器――。これらを収蔵する瀋陽博物館がこのほど、36年にわたる準備と3年余りの建設を経て、正式開館しました。
瀋陽博物館は遼寧省瀋陽市沈河区市府大通り363号に位置し、瀋陽地域の歴史と文化を全面的に反映する総合博物館です。瀋陽地域一円に分散していた文化財がこの博物館に集められることになりました。
遼代の黄金仮面
遼代の白釉黒彩梅瓶
新石器時代の炭化した木彫芸術品——新楽遺跡で出土した「太陽鳥」の木彫り
瀋陽博物館については、デジタル技術など現代的手段を利用し、文化財を「生きるもの」にし、歴史を「対話できるもの」にして展示していることも、特筆すべき点です。
瀋陽博物館は9月1日に「百万点収蔵計画」という活動を開始しました。5年から10年間をかけて、市民に提供を呼び掛けることで、生活や瀋陽地域の文化の痕跡を色濃く残す物品、さらには瀋陽の都市発展と建設の歴史的過程を示す物品100万点を集めて収蔵する計画です。(閣、鈴木)