北京
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23/19
南アフリカのラマポーザ大統領は28日、同国は数週間以内に新型コロナウイルス感染の「第4波」を迎える恐れがあるとし、国民に速やかなワクチン接種を呼び掛けました。
ラマポーザ氏は当日夜のテレビ演説で、「南アフリカでは直近7日間の1日当たりの新規感染者が前週の約500人から1600人にまで増え、検査での陽性率は1週間足らずで約2%から9%にまで上がった。感染者が増え続けた場合、南アフリカは数週間以内に感染の第4波を迎えることになるだろう」と述べました。
ラマポーザ氏は、「最近出現した新型コロナウイルスのオミクロン変異株が南アフリカの全ての州にまん延している。現時点で自分や他人を守る最も重要な手段はワクチン接種だ」とし、国民に対し、直ちに接種を受けるよう呼び掛けました。
南アフリカでは現在、成人の約41%が少なくとも1回目のワクチン接種を完了し、60歳以上では約57%が完全接種を終えています。同国は作業グループを立ち上げて、一部公共施設でワクチンの強制接種を実施する可能性について検討しているとのことです。(殷、柳川)