<輸入博>豊かな生活を目指す中国に「花王流の『双循環』」でマッチ〜花王・西口徹常務執行役員に聞く〜

2021-11-10 18:56  CRI

 第4回中国国際輸入博覧会が11月5日から10日にかけて上海で開催され、過去最多の127の国・地域の約3000社の出展を引き付けました。この中には、4回続けて出展した日本企業も多数あります。中国がWTO加盟から今年で20年となる中、出展に寄せる思いや中国で実感した市場の変化、今後の見通しなどについて、日本の「常連」企業の代表にお話を伺いました。

<輸入博>豊かな生活を目指す中国に「花王流の『双循環』」でマッチ〜花王・西口徹常務執行役員に聞く〜

◆花王:豊かな生活を目指す中国に「花王流の双循環」でマッチ

 「世界中がコロナで苦しんでいた中、中国国際輸入博は去年に続いて、さらに盛大に開催されていることに驚きと感動、感心を感じる。私たちも出展内容が年々濃くなってきて、出展のやり甲斐があるのを感じている」

 このような感想を語ったのは、大手消費財化学メーカー花王株式会社の西口徹アジア事業統括(常務執行役員)です。

 同社のブースでは、最高級化粧品の「SENSAI(センサイ)」や赤ちゃん用の薄いオムツをはじめ、ドローンで散布する農薬製剤など、生態、生命、生活の三つのコーナーに分けて紹介されていました。化粧品の人気ぶりは言うまでもないことですが、それほど目立たない形で出展している農薬製剤にも、多くの問い合わせが入ったことについて、「最近の中国の方の環境意識がさらに洗練されてきたと具体的に感じた」と西口氏はその理由を読み解きます。

<輸入博>豊かな生活を目指す中国に「花王流の『双循環』」でマッチ〜花王・西口徹常務執行役員に聞く〜

 西口氏は2008年に続いて、今回で2度目の中国駐在です。この間に実感した中国市場の変化について、「生活者の質に対するこだわりは、ものすごい勢いで発展している。それは化粧品、紙オムツ、女性の生理用品といった全てのものに通じることだと思う」と感慨深く語りました。

 花王のブースには、輸入商品とともに、同社が技術を輸入して中国国内で作られた商品も同時に出展されていました。西口氏はそれを「花王流の『双循環』」と名付け、中国政府が進める新しい経済成長の在り方に呼応する花王の姿勢を垣間見ることができます。

 「花王が中国に進出して30年あまり、中国のスピードの速さ、質の高さ、規模の大きさの全てにおいて感銘を受けている。生活を豊かにしていこうとする中国の姿勢に今後もマッチしていきたい」と西口氏は語り、今後の中国市場への意欲を示しました。(取材・写真:劉叡 構成:王小燕 校正:星)

<輸入博>豊かな生活を目指す中国に「花王流の『双循環』」でマッチ〜花王・西口徹常務執行役員に聞く〜

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