【CRI時評】中国がもたらす新たな機会と経験が世界貿易の回復を促す

　中国の習近平国家主席は2日夜、2021年中国国際サービス貿易交易会グローバルサービス貿易サミットで、オンライン形式であいさつを行い、サービス貿易の発展促進に向けた中国側の一連の新たな措置を発表し、中国が持続的に開放を拡大するという明確なシグナルを発した。これは世界のサービス貿易の回復に新たなチャンスをもたらすだけでなく、世界経済の難題解決のための効果的な方法を提供する。

　世界2位のサービス貿易大国である中国が開催するサービス貿易会は開放拡大の重要な窓口であると同時に、世界が中国のサービス市場を共有する重要なプラットフォームでもある。

　中国が今年発表した措置は、開放レベルの向上、協力の余地の拡大、サービス分野のルール構築の強化、中小企業のイノベーション・発展の持続的支援など四つの面に関わるものだ。世界で感染症の流行が繰り返し起こり、世界経済が弱いながらも回復しているなかで、中国がサービス業の開放拡大を持続的に推進していることは、世界貿易の回復及び世界経済成長に必要な重要な原動力だ。

　また、「デジタルが未来を切り開き、サービスが発展を促進する」をテーマとする今回のサービス貿易会は、現在のデジタル経済発展のきっかけをつかみ、世界のサービス貿易の長期的発展のための原動力を求める場といえる。

　ここで注目すべきは、今回のサービス貿易会のオフライン出展企業が前回より6%増加し、世界500強企業、業界トップ企業の割合が前回より9%増加し、「大きな人気」を集めていることだ。このことはまた、保護主義と一国主義が人々の支持を得ていないことも示している。世界経済、世界の貿易・投資が直面している問題を解決する効果的な方法は一つしかない。それは、平和、発展、協力、ウィンウィンを終始堅持することだ。（CRI論説員）