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<ボアオ・アジアフォーラム>習主席が対外開放の四大措置を発表

2018-04-10 14:00:52     cri    

 ボアオ・アジアフォーラム2018年年次総会が10日午前、海南省ボアオ市で開幕しました。習近平国家主席は開幕式で基調講演を行い、市場参入規制の大幅緩和、より魅力的な投資環境づくり、知的所有権保護の強化、輸入の自主的拡大など、中国が対外開放の度合いを拡大することを旨とする四つの措置を発表しました。

 中国の改革開放政策施行40周年に当たる今年、習主席は「開放を通して共に繁栄する世界を切り拓き、イノベーションで未来をリードしよう」と題する基調講演を通じて、中国が改革開放で収めた偉大な成果や重要な経験を総括し、「改革開放は中国における第二の革命であり、中国に大きな変化をもたらしただけでなく、世界にも大きな影響を与えてきた」と強調しました。

 習主席は「外資導入から国際進出まで、世界貿易機関(WTO)への加入から『一帯一路』の共同構築の提案まで、そして、アジア金融危機への対応から国際金融危機への対応における大きな貢献まで、中国は対外開放を通して大国としての責任感を示してきた。世界経済の成長への中国の貢献率は数年連続で30%を上回り、中国は世界経済の成長における重要なスタビライザーおよび動力源となり、人類の平和と発展のための崇高なる事業を促進してきた」と述べました。

 今の世界は新たなラウンドの大発展・大変革・大調整を経験しており、人類が直面する不確定・不安定な要素はまだまだ数多く存在します。新たなラウンドの科学技術と産業革命は人類社会に多くのチャンスをもたらしたものの、未曾有の課題や試練にも晒されています。こうした環境に対し、習主席は「歴史の流れに従い、人類の利益増進の角度から、私は人類の運命共同体の構築を提案し、関係各方面と数回にわたって深く意見交換を行ってきた。この提案はますます多くの国と人民に歓迎され、認められ、国連の重要文書にも書き入れられた。各国の人々が心を一つにし、手を携えながらともに歩みを進め、人類の運命共同体の共同構築に努め、平和で安定した繁栄し開放的な美しいアジアと世界をともに建設していきたい」と訴えました。

 このところ、中国の対外開放政策については、国際社会からさまざまな意見が聞こえるようになっています。これを受けて、習主席は講演の中で、市場参入規制の大幅緩和、より魅力的な投資環境づくり、知的所有権保護の強化、輸入拡大の自主的拡大など、中国市場の対外開放の度合いを拡大する四項目の措置を発表しました。

 習主席は「我々は国際経済貿易規則とのマッチングに力を入れ、政策の透明度と知的所有権の保護を強化し、競争を奨励し、独占に反対していく。今年上半期には、外資投資ネガティブリストの修正を終え、参入前における内国民待遇とネガティブリストの管理制度を全面的に実施する」と述べた後、「今年は国家知的所有権局を再編して法執行に力を入れていくほか、国内外の企業による正常な技術交流と協力を奨励し、中国国内で事業を展開する外資系企業の合法的な知的所有権を守っていく。同時に、外国政府も中国の知的所有権の保護を求めたい」と述べました。

 今年11月には、上海で第1回中国国際輸入博覧会が開催されます。これについて、習主席は「これはただの博覧会ではなく、中国の自主的な市場開放に向けた重大な政策的プロモーションであり、具体的な行動でもある。中国は貿易黒字を目標とせず、輸入を拡大して、経常項目の収支バランスを促すことを望んでいる」と述べました。

 また、5年前、習主席が『一帯一路』構想を提唱して以来、これまで80以上の国と国際機関が中国と『一帯一路』協力協定に調印しています。これについて、習主席は「『一帯一路』の共同建設は中国が提案したものではあるが、そのチャンスと成果は世界に属する。中国は地政学的な駆け引きや損得計算はせず、閉鎖的・排他的なグループを作らず、他国に押し売りをしかけるようなやり方はしない。各国が『協議・協業・共有』の原則を遵守、堅持することで、『一帯一路』を経済のグローバリゼーションにふさわしい、最も幅広い国際協力のプラットフォームに構築していってほしい」と期待を寄せました。(Lin、む)

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