2018年春節祝賀会が14日午前、人民大会堂で行われました。中国共産党中央総書記であり中央軍事委員会主席でもある習近平国家主席が談話を発表し、「初心を忘れず、使命を心に刻み、13億を超える中国人民の偉大なる奮闘の新たな章を綴り続けていかなければならない」と述べました。

　会場となった人民大会堂宴会ホールには、2000人あまりが一同に会し、共に新しい春節を迎えました。習主席は党中央と国務院を代表して、全国各民族人民、香港特別行政区・マカオ特別行政区・台湾同胞および海外に住む中国人へ旧暦の新年の挨拶を伝えました。

　習主席は2017年を振り返り、「GDPが82億元を超え、年間成長率が6.9％に達した。そのほか、改革の全面的深化が多くのブレイクスルーを実現し、法による国家管理が全面的に実施され、国民生活が引き続き改善された。また、貧困脱出のための堅塁攻防戦が力強く推進され、安全保障と軍隊建設の面では新しい局面が切り開かれ、全方位外交が豊かな成果を収めるとともに、厳格な党内管理が全面的に推進されてきた」と紹介した上で、特に、中国共産党第19回全国代表大会の開催は、新時代における中国の特色ある社会主義発展の方向性を示し、社会主義現代化国家の全面的構築という新しい道のりを切り開いたと示しました。

　習主席はまた、「時間は最も客観的な証人である。過去一年、全党全軍全国各民族の人々は一致団結し、中国の特色ある社会主義の各事業において、新たな成績を収めてきた」と述べました。

　2018年は第19回党大会の精神を全面的に貫く始まりの年であり、小康社会（いくらかゆとりのある社会）を実現を決する上での肝要な年であり、第13次5ヵ年計画を実現する「上を受けて下を起こす」重要な一年であり、改革開放40周年にも当たります。習主席は2018年の中国の発展に明確な方向性を示しました。

　習主席はさらに、「奮闘そのものが一つの幸せである。奮闘する人生こそが幸福な人生だと言える。新時代は奮闘する者の時代である。我々は麗しい生活を求める人民の願いを奮闘の目標にしなければならない」と示した上で、「初心を忘れず、使命をしっかりと心に刻み、これからもこの広大な国土の上で、13億を超える中国人民の偉大なる奮闘の新たな章を綴り続けていかなければならない」と述べました。