報道によりますと、モルディブのサイード経済発展相は8日、ヤミーン大統領の特使として中国を訪問したということです。耿報道官は、サイード特使の中国訪問について説明し、サイード特使が王毅外相と会談した際に、「モルディブ政府は法治と秩序の維持に力を入れ、自国が直面している問題を自ら解決して、国の安定と発展を実現させていく。政府は在モルディブの中国人や関係機関の安全を守る力がある」と表明したということです。
また、サイード特使との会談で王毅外相は「中国はモルディブ国内の情勢に注目している。モルディブ政府と人民は直面している問題を適切に処理し、法によって、国が正常な秩序を取り戻す知恵と能力があると信じている。モルディブ政府と各関係側が対話と協商を通して問題を解決し、国の独立や主権、正当な権益を維持していくことを支持する」と中国の立場を明らかにしました。
一方、インド軍の消息筋によりますと、インド軍は高度な警戒態勢にあり、特殊部隊がいつでもモルディブに入国し、国内秩序の回復に協力して、在モルディブのインド人を引き上げる用意をしているということです。これを受けて、耿報道官は「モルディブで発生したことはモルディブの内政である。内政不干渉は国連憲章が定めた国際関係の基本的な準則である。国際社会はモルディブの主権や自国の意志を尊重したうえで、国内の安定と発展に建設的な役割を果たすべきであり、正反対のことをしてはならない」と強調しました。(藍、星)
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