インド外務省によりますと、消息を絶ったタンカーはムンバイの海運企業に所属するもので、インド政府は既にベナンやナイジェリアなどの国にタンカーの情報提供を求めているほか、現地のインド大使館でも24時間の救助ホットラインを開設したとしています。

　インドメディアの報道によりますと、ナイジェリア政府は既に関連海域を航行するすべての船舶に捜索を依頼しており、発見次第、国際海事局海賊報告センターに通報するとしているとのことです。

　なお、行方不明になったタンカーのパナマにおける燃料搭載記録は1万3500トン、810万ドル相当とされ、消息を絶つ前はベナンのコトヌー港で停泊したとされています。また、ある船員の家族によりますと、タンカーのオーナーは、タンカーが1月31日から既に連絡が取れなくなっていたと話しているとのことです。（RYU、む）