パキスタン三軍報道局が3日夜、声明を発表し「パキスタン北西部のスワット地区にある軍のキャンプ地は同日、自爆テロを受け、11人が死亡、13人がけがをした」と明らかにしました。

　声明によりますと、この軍のキャンプ地でバレーボールの試合が行われていた際に襲撃を受け、死亡したのは1人の長官と10人の兵士だということです。

　地元メディアは、「けがをした13人のうち、重体者がいるため、死者はさらに増える恐れがある」と報じています。この襲撃について、パキスタンのタリバンが犯行声明を出しています。

　これを受けて、パキスタンのアバシ首相は同日、今回の襲撃事件を強く非難するとともに、引き続きテロリズムに立ち向かっていく決意を示しました。（藍、星）