習主席は席上、「中国とイギリスは時代の流れに応じて各自の発展段階と協力の需要を結びつけ、共に両国関係の『黄金時代』の新たなバージョンを育成するべきである。第一に、この『黄金時代』の戦略性をレベルアップさせ、戦略的な角度から両国関係の未来の発展を計画し、引き続き戦略、財政金融、人的などの分野でのハイレベル対話メカニズムを実施していく。また、両国の立法機関や政党及び両軍間の交流を強化して相互理解を深めていき、互いに相手側の核心的利益と関心事を尊重し、建設的な方法で敏感な問題を取り扱っていく。第二に、実務性を強め、経済貿易協力を新たな段階へ推し進めていく。経済発展の戦略的結合性を強化し、金融、原子力発電、投資などの分野での協力を深めていくと共に、人工知能やグリーンエネルギー、デジタル経済、シェアリングエコノミー（共有経済）などの新業態の協力を模索していく。中英双方は、『一帯一路』の枠組み内でより大規模で高いレベルの互恵協力を展開することが可能である。第三に、グローバル性を拡大して、国連とG20、WTOなどの多国間機構での交流と協力を深め、気候変動などのグローバルな課題の解決を推進して、共同で世界の平和と安定を促進していく。第四に、包括性を強化させ、人的交流を拡大して両国関係の基盤を強固にしていく」と強調しました。

　これに対して、メイ首相は、「中国と共に『一帯一路』の枠組み内での協力を展開し、グローバル経済と地域経済の成長を促進していきたい。イギリスは自由貿易を主張し、貿易や投資、科学技術、環境、人的、インターネットなどの分野での実務協力を強化したいと考えている。また、重要な国際問題と地域問題で中国との意思疎通と協調を緊密にし、両国の21世紀に向けたグローバルな全面的戦略パートナー関係を共同で推進していきたい」と述べました。（玉華、星）