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核実験時に噴出される放射性ガスなどを検出する観測ポイントとして中国国内に設置した4カ所の観測施設が30日、本格稼動することが分かりました。広州放射性物質観測施設を含む4施設が加わったことで、中国では包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)準備委員会の検証に合格した観測施設は5カ所になりました。
30日に広州市で開かれた稼動式で包括的核実験禁止条約機関準備委員会のラッシーナ・ゼルボ事務局長は「包括的核実験禁止条約機関準備委員会と中国との長期的協力において、これらの施設が成功裏に検証されたことは重要な意義を持つ。これは、核実験禁止における中国の決意と長期的に対応していく姿勢を表わすものだ」と述べました。
2016年12月、中国初の放射性核物質観測施設が蘭州市で本格稼働しました。2017年には、広州放射性物質観測施設、北京放射性物質観測施設、蘭州地震波観測用施設、内蒙古自治区ハイラル地震波観測用施設の4カ所がいずれも検証に合格したことが国際的な注目を浴びています。
なお、30日の稼動式では、この4施設に検証合格証明書が授与されました。(ミン・イヒョウ 星)
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