エチオピアの首都アディスアベバにあるアフリカ連合本部で28日、第30回アフリカ連合（AU）首脳会合が開幕しました。

　今回の会合は、「腐敗取締り闘争で勝利獲得、アフリカのモデルチェンジの持続可能な道」をテーマとし、2日間にわたって行われます。各国の首脳がAUの改革、アフリカの統合、腐敗の取締りなどについて話し合う予定です。

　AU委員会のムーサ・ファキ委員長は開幕式で、「AU改革のプロセスを加速させ、戦闘力を増強すること、そしてアフリカの統合を加速させることはアフリカ発展への必須ルートである」と述べました。また、専用パスポートや人的往来の自由に関する協定書の締結を主張しました。「各メンバーとも、腐敗の取締りを最優先課題とし、アフリカからの違法な資金の流出を防ぐこと」と述べました。

　この会合に出席した国連のグテーレス事務総長は、「国連とAUのパートナー関係を深めるため、双方は平和と安全、持続可能な発展、女性や若者の権益、移民、腐敗対策という5つの分野で連携を強化していく」と述べました。（雲莎、森）