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UCCA早春芸術週間2月に開催 日本のアーティストも=北京

2018-01-25 14:35:43     cri    

 北京の民間美術館UCCAはこのほど、2月4日の立春に向け、「脈絡:UCCA早春芸術週間」の開催を発表しました。2月2日~4日までの3日間、日本からの書道家や三味線奏者が参加するパフォーマンスアートやワークショップをはじめ、舞踊のステージ、ドキュメンタリー映画の上映会、トークセッションなど一連のイベントが実施されます。主催側は「現代アートの新しい形を表現することで、見た人の伝統芸術と文化に対する理解を変え、認識を深めることを目指す」としています。

 2月2日夜のオープニングステージで上演される『舞術』(演出:趙梁)は、踊りの中に中国の伝統武術を取り入れたパフォーマンスです。第19回中国上海国際芸術祭(2017)で唯一上演されたダンスの演目でもあり、北京で披露されるのはこれが初です。

 同じく2日夜に行われるパフォーマンスアート『三味書』では、日本人女性書道家の万美さんと「東京月桃三味線」の名で活躍中の三味線奏者の坂田淳さんが共演します。書道とグラフィティ、三味線演奏と現代音楽を融合したステージで、伝統と現代のぶつかり合いがもたらす可能性を模索します。なお、万美さんと坂田さんは3日、中国の室内楽団と、中国の民族楽器である筝、二胡、琵琶の演奏者との共演も予定されています。

 このほか、花火を作品制作に用いる現代美術家・蔡国強さんを取り上げたドキュメンタリー映画「スカイ・ラダー:蔡国強のアート」(監督:ケヴィン・マクドナルド)の上映会、万美さんによる中日の書道文化の比較を行うワークショップなどが行われます。また、クロージングイベントでは、振付師の侯瑩さん、芸術家の胡暁媛さん、建築家の青山周平さん、詩人の西川さんらをパネリストに迎え、「伝統芸術の新しいコンセプトと現代技術との融合」をテーマとするトークセッションが行われる予定です。

 なお、UCCA(ユーレンス現代美術センター)はベルギーの収集家・ユーレンス夫妻により、2007年11月に北京798芸術区に設立された美術館です。独立系公共芸術機関として、多角的な運営を行っており、昨年は90万人の来場者を集めるなど、中国トップレベルの民間美術館の一つとされています。(王小燕、梅田謙)

  【脈絡:UCCA早春芸術週間】公式サイト
     http://ucca.org.cn/program/meridian-spring-festival/ 

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