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米大統領「エルサレム問題で特定の立場は取らない」

2018-01-22 09:29:02     cri    

 モロッコの国営通信社は20日、米国のトランプ大統領は、モロッコの国王ムハンマド6世にあてた返信の中で、エルサレムの主権は交渉で決定され、主権や国境問題で特定の立場を取らないという米国の姿勢を表明したと伝えています。

 トランプ大統領はこの中で、イスラエルとパレスチナが恒久的な和平協定を結ぶように全力を尽くすと述べています。両国が合意するなら、「両国案」を支持するとの考えを示し、ユダヤ教徒、キリスト教徒、ムスリムにとってエルサレムは重要であると認めました。

 トランプ大統領は去年12月に、エルサレムをイスラエルの首都と認め、米国大使館をテルアビブからエルサレムへ移転するプロセスを始めると表明しました。国際社会はこれに反対しており、ムハンマド6世はトランプ大統領に送った書簡で強い懸念を示し、エルサレムの現状を変えるような決定には反対すると表明しています。

 エルサレムの問題は、パレスチナとイスラエルの和平プロセスにおける障害の1つです。イスラエルがエルサレム全体の主権を持つことは、国際社会から認められず、イスラエルと外交関係を持つ多くの国々は、大使館をパレスチナではなく、テルアビブに置いています。(Mou)

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