成競業駐豪大使は19日、豪州メディア「オーストラリアン・ファイナンシャル・レヴュー」に、「中国の支援は太平洋の島国に恩恵をもたらす」と題する署名論文を発表しました。成大使は、この文章で、豪州の国際開発・太平洋担当相による中国の太平洋の島国への援助に関する事実と異なる発言に反論しました。

　この文章で、成大使は、「先頃、豪州の国際開発・太平洋担当相が行った中国の太平洋の島国への援助に対する非難は事実にそぐわぬものであり、無責任なものだ。彼女の発言は、当然のことながら、サモア、パプア・ニューギニア、フィジーなどの太平洋の島国からも疑問視されており、豪州国内でも批判の声が上がっている」としました。

　成大使は他にも、「豪州の一部の政府職員とメディアは、偏見、偏執と狭窄な視点を棄て、中国による太平洋の島国への真摯な援助に対して口出ししたり、勝手な発言をしたりすることをやめてほしい」と強調しました。（任春生、む）