データによりますと、昨年12月末時点の中国のM2総額は167兆6800億元で、前年同期と比べて8.2%増えました。この伸び率は前月末と比べて0.9ポイント減、前年同期と比べると3.1ポイント減となり、ふたたび過去最低記録を更新しました。
M2伸び率の低下について、中国人民銀行調査統計局の阮健弘局長は、「レバレッジ解消と金融管理監督の強化を背景に、銀行業の金融資金の運用がより規範化し、金融部門内部の資金循環の減少及び多層的あるいは入れ子状の投資構造の排除などによって派生した預金がいくらか減少したためだ」と分析しています。
さらに、阮局長は、レバレッジ解消と実体化経済への金融サービス強化に伴って、過去の水準をいくらか下回るM2伸び率は新常態(ニューノーマル)になるだろうと予測しています。(ZHL、星)
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