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海外で中国のイメージが向上=調査報告発表

2018-01-05 18:18:54     cri    
 海外22カ国の1万1000人を対象とした2016年以降の中国の国家イメージへの認知を反映したデータとその分析結果が発表され、「海外の人々の中国に対する好感度は上昇傾向にある」、「中華料理、漢方薬、高速鉄道など、中国文化と技術の要素が国家イメージのハイライトとなった」などの結果が示されました。

 現代中国と世界研究院とマーケティングリサーチを専門とするカンター・ミルワード・ブラウン(Kantar Millward Brown)社が共同製作した「中国国家イメージ世界調査報告2016-2017」英語版が5日、北京で発表されました。この報告書は同調査の5回目の年次報告書となります。

 この報告によりますと、回答者は中国の今後の発展について大方楽観視しており、中国が世界最大の経済国となると予測し、ますます多くの国の最大の貿易パートナーとなりつつあると捉えているほか、中国ブランドに対する認知度に関する調査では、回答者の伝統的ブランドに対する認知度がランキングの順位で上昇傾向を見せながらも、品質への懸念が依然として中国ブランドの海外展開に影響を及ぼしている現状が見られます。

 今回の調査では、例年の調査項目の他にも、「一帯一路」国際協力サミット、BRICS協力メカニズム、中華料理、漢方薬文化体験など、ホットな話題が新たに追加されました。中でも、「一帯一路」イニシアチブに対する海外の認知度は年々上昇しており、インドネシアやインドなど、沿線諸国における認知度が4割以上に達したとしています。

 また、海外の回答者にとって、中華料理、漢方薬と武術が中国文化の3つの典型要素となっており、およそ8割の回答者が中華料理に接触したことがあり、実際に中華料理を体験したことのある人のうち、72%が好印象を示しています。漢方薬に接触したことのある人は3割で、うち、64%の体験者が好印象を示しています。

 他にも、59%の回答者は中国の技術イノベーション能力を評価しており、発展途上国では回答者の71%がこの点を評価しています。このうち、海外で認知度の高い中国技術成果として、高速鉄道(36%)が首位に上がっており、有人宇宙航空技術(19%)とスーパーコンピューター(16%)がそれに続いています。

向こう3年内に中国への留学や、仕事または観光を目的とした渡航予定のある回答者の割合はおよそ3割に上り、発展途上国ではおよそ4割に上っています。中国への訪問意欲を最も示している4か国はいずれも発展途上国で、インドネシア、サウジアラビア、インドとロシアが名を連ねています。また、海外の回答者にとって最も人気のある中国の都市トップ3は、北京、香港と上海であり、これは2015年とほぼ一致する結果ですが、訪問予定先については国内の他都市への分散傾向がみられています。(ZHL、む)

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