2018年を迎え、中国国際放送局（CRI）の王庚年局長は局員一同を代表して、電波とインターネットを通じて、世界に向けて心からの挨拶とお祝いを述べました。王局長は「視聴者の皆様は、中国国際放送局の友人である。皆様の関心と支持があってこそ、中国国際放送局は力強く進むことができる。中国国際放送局は新しい一年に、より良く、より早い情報サービスを提供し、中国、さらに世界を一層理解してもらうため更なる良質な多くのプラットフォームを築いていく」と述べました。

　王局長の挨拶は下記のとおりです。

親愛なる友人の皆様：

　新年を迎えるに当たり、中国国際放送局（CRI）および中国国際放送ネットワーク（CIBN）を代表し、併せて私個人の名義でも、心からの挨拶を述べさせていただきます。あけましておめでとうございます。今年もよい年でありますように、ご健勝とご多幸をお祈りします。

　2017年は中国にとって並々ならぬ意義を持つ一年でした。中国共産党第19回全国代表大会で中国の未来図が描かれ、グローバルガバナンスのために中国のアイデアと提案を出しました。視聴者の一人、フランカ・グーリンさんは、「第19回党大会は、中国の重要なイベントであるだけでなく、国際的に注目される焦点でもある。中国はこれまでの5年間で輝かしい歴史を残したとするなら、これからの中国はより麗しい未来を切り開くだろう」と言いましたが、まさにその通りだと思います。

　去年の一年間、年初にスイスのダボスで開催された世界経済フォーラムでは、習近平国家主席が基調演説を行い、『人類の運命共同体』を打ち出しました。それから、5月に北京で開催された「一帯一路」国際協力サミット、9月のアモイBRICS諸国指導者会合、それに中国共産党と世界各政党のハイレベル対話会などの場では、中国は、平和・発展・互恵・開放の主張を貫き、それを実行に移す過程で自信、包容力、責任感を示しています。

　今日の世界では、国際情勢やパワーの対比は大きく変化しており、新しい国際政治経済秩序の確立が加速し、平和・発展・協力・互恵・ウィンウィンは阻むことができない流れになっています。話し合いと交流は理解と友好を深める架け橋であると固く信じています。2017年、中国国際放送局は、中国語のメディア、中国に目を向けたメディア、融合と協力を重んじるメディアとして努め、現代化した新型国際メディアの確立に向けて一歩一歩進んできました。ラジオ、テレビ、ウェブサイト、新聞、雑誌など、マルチメディアの総合的な発展を促すと同時に、「China」シリーズを開発し、ロシア語やイタリア語のアプリ、SNSなどの新しいメディアを生かし、リアルで立体的かつ全面的な中国を伝えています。視聴者の多様な需要に答え、短時間の動画、H5、映像番組など、個性に溢れる様々な動画を入念に作り、生き生きとした内容、形式で、より新鮮で受け入れて頂けるものを目指しています。海外のメディアと協力を進め、視聴者に歩み寄り、世界各地で起きたニュースと物語を即時に共有し、『身近なメディア』になろうと努めています。国際文化交流の新しいチャンネルを探り、海外と協力して「中国劇場」を設け、中国の映画やテレビドラマを複数の言語に訳して、中国の物語を聞き、中国を理解する新しいルートを開いています。

　友人の皆様、太陽、水、肥沃な土がなければ、いくら丈夫な種であったとしても根ざして成長することはできません。皆様のご注目、ご支持があってこそ、私たちは力強く前進することができます。2017年、中国国際放送局の視聴者は9500万に達し、複数の言語のSNSアカウントの海外フォロワーは6200万を超え、アプリのユーザーは2600万以上で、いずれも記録を更新するものです。親愛なる友人の皆様からの「いいね」、コメント、お便りは、ご期待とご支持が込められていることと承知しております。中国国際放送局スタッフ一同を代表して、皆様方に心から感謝の意を表します。

　「一年の新たな始まりは、全てが新しくなる」、新しい一年は、より良い、より早い情報サービスを提供し、中国を理解し、中国が分かり、世界を理解してもらうためにより良く、より大きいプラットフォームを築いていきます。

　私たちの友情がいつまでも続くように祈念しております。改めて、明けましておめでとうございます。ありがとうございました。