アフガニスタン公共衛生省の28日の発表によりますと、この日、首都カブールで自爆テロが発生し、これまでのところ、テロリストを除いた少なくとも41人が死亡、84人がけがをしたということです。過激派組織「IS」(イスラム国)は、この事件の犯行声明を出しています。

　アフガニスタン公共衛生省の報道官は、「死者の中には、女性4人と子供2人が含まれている。多数の負傷者は深刻なやけどを負っている」と明らかにしました。

　事件当時、アフガニスタンの首都カブールにある地下1階の集会所には多くの人が集まっていました。一人の襲撃者が集会所に入り、身につけていた爆弾を爆発させました。また、もう一人の襲撃者は集会所の外で待ち、人々が一斉に逃げ出すところで自爆したということです。死傷者の中には、メディア関係者も多く含まれています。

　アフガニスタンのアシュラフ・ガニ大統領とアフガン駐在の国連支援団はこの日、それぞれ声明を発表し、一般市民を標的とするテロ事件を強く非難しました。（藍、星）