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音声認識技術の中心「サウンドバレー」:安徽省

2017-12-27 16:20:32     cri    

 安徽省の合肥ハイテク区にある「サウンドバレー(中国声谷)」は、工業情報化省と安徽省政府が共同で設立した産業基地で、中国で唯一、人工知能分野を専門とする国家級産業基地とされています。11月末時点で、科大訊飛(iFLYTEK)や華米科技をはじめとする企業1500社が進出しており、音声と人工知能の産業チェーンが形成されています。

 音声技術の成熟と各種端末のスマート化に伴い、音声識別技術は、日常や職場などで広く活用されるようになっています。すでに一般家庭のほか、おもちゃ、自動車、会議記録といった分野での応用が進んでいます。

 人工知能と産業との融合・応用は、仕事や日常生活を便利にするだけでなく、効率の向上や、手作業からの解放といった面で、実体経済の発展を促しています。

 合肥ハイテク区の責任者によりますと、「サウンドバレー」は1000億元の生産高を目指しているということです。その産業構成は、チップをメインとする「基礎産業」、スマート端末や自動車の電子・スマート装備などの「ハードウェア」、スマート端末やスマート都市などに用いられる「6つのアプリ」といった、3つの構成部分から成り立っています。

 このほか、目下の目標としては、人工知能技術を生かし、より多くの「はっきり聞こえる耳と明らかに見える目、賢い頭脳と器用な手」というテーマに適う新製品を打ち出すことを掲げています。このような技術の活用により、年間1億人の海外旅行客の現地の言葉による自由な交流を実現させ、1億人の労働者を面倒な力仕事から解放することを目指しています。(朱、謙)

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