フィリピン国家災害調整委員会は25日、「22日に南部のミンダナオ島などを襲った台風27号(テンビン)は24日にフィリピンを完全に通過したものの、それによる洪水や地滑りにより、164人が死亡し、171人が行方不明になっている」と発表しました。
同委員会の報道官によりますと、台風の通過に際し、政府が避難勧告を行ったにもかかわらず、現地の一部住民が実際に避難しなかったとされ、これが今回大量の住民が死傷する事態を引き起こした要因の一つとされています。
また、現在なお洪水は終息しておらず、9.8万人が政府の提供による261箇所の仮設施設で緊急避難を余儀なくされているということです。(ミン・イヒョウ む)
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