イギリスの学術誌『ネイチャー』が18日に発表した2017年の「今年の十人」に中国の科学者・潘建偉氏が入選しました。
中国で「量子の父」と呼ばれる潘建偉氏が率いる研究チームが開発した量子科学実験衛星「墨子号」は、世界をリードする量子通信技術のブレークスルーを数多く実現させました。そうした技術には、衛星から地面に向けた量子鍵配送と地上から衛星への量子テレポーテーションのほか、北京とウィーンを結ぶ量子プライベート動画通信技術が含まれています。また、後者は世界でも初めての大陸間量子通信の成功ケースとなりました。
また、米国のブロード研究所の華人の科学者、デイヴィッド・リウ(劉如謙)氏も、この「今年の十人」に入選した一人です。彼が主導するチームは、ゲノム編集技術CRISPR(クリスパー)の最適化研究に専念しています。この技術は新たな治療法をもたらし、多くの人々の命を救うことが期待されています。(藍、む)
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |