人工繁殖したパンダが野生に戻るための訓練「野生化訓練」に参加している子パンダ「琴心(チンシン)」と「小核桃(シャオフータオ)」が、訓練の第二段階に進みます。二頭はこのほど、それぞれの母パンダである「淑琴(シューチン)」と「壮妹(ジュアンメイ)」と共に、中国ジャイアントパンダ保護研究センターの核桃坪野生化訓練基地から、臥龍天台山にある第二段階の野生化訓練場へと送られました。
臥龍天台山の野生化訓練場の面積は約1平方キロ、標高2450~3100メートルで、きれいな渓流が流れ、野生の竹が茂っており、ジャイアントパンダ野生化訓練にぴったりな場所です。
中国ジャイアントパンダ保護研究センターは2010年から、母パンダが生活の術を教えるという形式で、人工繁殖による子パンダに対する野生化訓練を行い、これまで7頭のパンダを自然に放ってきました。人工繁殖したパンダを、野生化訓練を通じて自然に帰すことは、野生のパンダ種を拡大させ、遺伝の多様性を広げることにつながるとされています。(ZHL、謙)
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