今月21日と22日、中国政府は北京でパレスチナとイスラエル和平フォーラムを開催します。これについて、外務省の陸慷報道官は、「中東情勢が各方面から注目を集める中で今回のフォーラムを開催するのは、パレスチナとイスラエルの平和を求める人々に意思疎通と交流のプラットフォームを提供し、パレスチナとイスラエルの和平プロセスの推進に問題解決の糸口を提供することが目的だ」としました。

　これは、陸報道官がこの日に行われた定例記者会見で述べたものです。陸報道官はまた、「今年7月、パレスチナのアッバス大統領が中国を訪問した際、習近平国家主席がパレスチナ問題の解決に関する四つの案を示した。中国政府は、パレスチナ問題の解決を利するあらゆる努力に関与し、支持していくとの意向を示し、年内にパレスチナとイスラエルの平和を求める人々のフォーラムを開催することを決定した。これら習主席の四案を実行に移すため、中国政府は21日と22日に北京でパレスチナとイスラエル和平フォーラムを開催する。現段階では、パレスチナのナビル・シャース大統領外交顧問とイスラエル国会のバール副議長がそれぞれ代表団を率いてフォーラムに出席することが決定している。王毅外相はフォーラムの場で参加者らと会談する他、陳暁東外務次官補がフォーラムに出席し、談話を発表する予定だ」と明らかにしました。

　なお、中国政府は、これ以前にも2006年と2013年にパレスチナとイスラエル和平フォーラムを開催し、良好な成果をあげているということです。（藍、む）