米国のトランプ大統領は11日、有人の月面探査、そして火星などをターゲットにした宇宙探査ミッションを行う指示書に署名しました。

　トランプ大統領は、この日にホワイトハウスで行われた署名式で、「米国は月面探査だけでなく、将来的には有人の火星探査も目標としている。さらにその先の宇宙へと踏み出していく」と示しました。

　ただしトランプ大統領は、新たな有人月面探査の時期については触れませんでした。

　なお、NASA＝米航空宇宙局は先ごろ、3つのステップで宇宙探査計画を行うと説明しています。現段階は国際宇宙ステーションでの実験や研究を続け、次のステップとして2024年ごろに月面軌道に宇宙ステーション『ディープ・スペース・ゲートウェイ（Deep Sapce Gateway）』を建設し、そして第3ステップとして2033年ごろに火星の軌道探査を行うとのことです。（殷、森）